クラッチが切れなくなった？

ユーザ様より、他店で車検登録中にクラッチが
切れなくなり走行出来なくなった。


車種はタイプ1と聞いたので預かりましたが？？
「なんじゃこりゃ！」後ろ席がなくバッサリ
切られていました。

調べて見るとメキシコビートル、同じフォルクスワーゲン
ですが作りがまちまち、車によって（年式？）
作り方が違い部品も違う、厄介な車！
受けたからには、やるしかない！

エンジンを降ろすにも一苦労、
マフラーまで外さないと出てこない！

まずはオルタネーターのプーリーボルトが
折れているのでオルタネーターの交換。

この作業も通常だとエンジンを降ろさず交換できますが
この車は、エンジンを降ろしての作業になります。


メイン作業のクラッチは、フライホイールに
クラッチデスクが張り付いていました。

クランクシールの交換

フライホイールの交換

クラッチデスク、プレッシャープレートの交換
これで完璧！
ただ気になるのが、持ち込まれた整備士の方が
「ブレーキオイルが減るんだけど原因がわからんのよ！」

ブレーキマスタシリンダ付近の塗装が剝がれている


下側のフレーム隙間からブレーキオイル？

これはマスターシリンダーから漏れてフレームの
中に漏れている！

新品のマスターシリンダーを取り寄せしましたが
取付出来るかは不明との事、パーツリストが無い為
現物あわせだそうです。
今回は、何とか修理完了！！